キャリア教育
キャリア教育とは?
「キャリア教育」とは、次のように定義されています。
キャリア教育とは、一人一人の社会的・職業的自立に向け、必要な基盤となる能力や態度を育てることを通して、キャリア発達を促す教育
(文部科学省 平成22年度第二次審議経過報告)より
「キャリア教育 総合情報サイト」より引用http://www.human-edu.jp/careeredu
「キャリア教育」
ものすごく簡単に言うと、将来の社会勉強でしょうか。
学校においては、総合的な学習の時間の中で、取り組むことが多いと思います。
僕の場合は、6年生担任だったときに、子どもの「一人ひとりの将来の夢」をテーマに、なりたい職業、そのために必要な能力、資格などを調べたり、実際に校外学習にて体験することから学んだり、子どもにとっても、僕にとっても、すごく勉強になりました。
子どもたちが、将来社会に出てはたらく姿を想像すると、わくわくしてきます。不安もあります。
そんな子どもたちが大きく成長し、僕の前に現れて「先生、○○してるよ」と話してくれる姿。
子どものときの姿を思い出しながら、立派に成長し、自立し、まっすぐ社会人として羽ばたいている子どもの姿に、どれだけ嬉しいきもちになったことか、自分が病気で不安でしょうがないとき、どれだけ、元気をもらえたか。
先生にとっての醍醐味の一つは、「自立し、立派に成長した子どもに出会うこと」ですね。
教え子の存在で嬉しかったことをひとつだけ紹介します。
病院にて、刻一刻とせまる手術の日が迫ってくるのは、想像以上の孤独感と恐怖がありました。
病室にてたくさんの知り合いができ、励まされても、それは一時だけ。
僕の休職を知っている同僚や知り合いの先生方も連絡はほとんどありません。
こちらからもしにくいし、相手も遠慮しているか、僕が嫌われているかどちらかでしょう。
(親身になって相談に乗ってくれた先生方の温かいメッセージは、ムチャクチャ嬉しかったです。)
手術前日、思い切って、6年担任時のグループラインに
「学校休んでいること、明日手術のこと」打ち明けました。(少し前に同窓会にて多少の報告はしていました)
教え子たちから一斉に届く励ましメッセージ。
個人的なメッセージ。
中には小学校のとき、毎日使ったノート「見つけ勉強」を探し出して写真に送ってくれた子。
びっしりと書かれた長文メッセージ。
僕は、不安と恐怖でいっぱいだったはずが、嬉しくて嬉しくて、涙が出てきてたまらない状態になりました。
一生忘れない夜になったのは間違いないです。
不安と恐怖が勇気と希望に変わりました。
嬉しくてしょうがなくなるくらい、身体が熱くなり、テンションがあがり、涙が出てとまらない。
絶望のとき、教員復帰を半分以上あきらめて死の恐怖と対峙していた僕にとって、
「こんな僕でもこんなに教員復帰を願ってくれている子がいる」
「誰もが、安心して、豊かに」
テーマにこのサイトを立ち上げる大きなきっかけになったことは間違いありません。
僕が、教員生活でまっすぐがんばって築き上げてきたこと。それは子どもあってのこと。
子どもは子どもで学び、感じていることはあると思いますが、教師だってメチャクチャ財産になっています。
大きく育った教え子たちが笑って見てくれたらいいなあと思います。
やはり、子どもの成長が間近で見られる教師。復帰したい気持ちがメラメラとわいてきます。
僕は僕で、今できること、精一杯行って、力をつけまくっておきます。